CDPへの回答
2021年度にCDP気候変動へ初めて回答し「B-」の評価を取得しました。2022年度から水セキュリティに対しても回答し、2023年度(2024年2月)は、気候変動と水セキュリティともに「B」評価を得ました。今後も更なる情報開示の充実に取り組んでいきます。
GXリーグへの参画
経済産業省主導による産官学の協働を通じた2050年のカーボンニュートラル社会の実現と経済社会システム全体の変革に向けて、2023年度より本格稼働した「GXリーグ」に参画しています。
Daido Carbon Neutral Challenge
当社グループは、経営理念である「素材の可能性を追求し、人と社会を支え続ける」を実現するため、気候変動対応が経営の最重要課題の一つと捉えています。その一環として、「Daido Carbon Neutral Challenge」を策定し、2030年度でのCO2排出量を2013年度対比で50%の削減、2050年でのカーボンニュートラル実現を目指した取り組みを進めています。
3つの方針
CO2排出量の第三者検証
TCFD提言に基づく情報開示
当社は、2021年11月にはTCFD提言に賛同を表明し、TCFDの提言に基づき、ガバナンスを更に強化するとともに戦略を明確化し、気候変動が事業にもたらすリスクと機会を分かりやすくお伝えすることで、さらなる情報発信・開示の充実に取り組んでいます。
取り組み事例
省エネによるCO2排出量削減
当社では、省エネによるCO2削減のために、各工程におけるエネルギーのムダ・ロスの徹底削減を行うとともに、着熱効率を向上させる酸素燃焼技術、加熱炉の断熱性を向上させるセラミックファイバー化などによる改善、また、草の根改善として、放散熱ロスを抑制させる断熱材の増し保温施工、工場エアーの漏れ対策などの改善に取り組んでいます。
事例:酸素燃焼技術
酸素燃焼は高い火炎温度が得られ、燃焼用空気を必要としないことから、燃焼用空気を昇温させるエネルギーが不要となるため、当社での取り扱いが多い1,000℃を超える温度領域で、よりエネルギー効率を向上させることができます。製鋼工程で使用する取鍋予熱装置に引き続き、均熱炉、連続鋳造タンディッシュ予熱装置などへ適用を拡大しています。
脱炭素電源活用によるCO2削減
当社では、CO2削減のために、電力の脱炭素化として、CO2フリー電力の購入、再生可能エネルギーの導入として太陽光発電設置などに取り組んでいます。
事例:CO2フリー電力の活用、および地域への普及拡大への貢献
2021年度よりCO2フリー電力購入を開始(5万t-CO2/年削減)し、2022年度は10万t-CO2/年削減へ拡大しました。2030年に向けて購入量を拡大するとともに、中部電力ミライズ株式会社殿と共同で、地域への再生可能エネルギーの普及に貢献していきます。