持続可能な社会を実現するためには、高機能で高品質の素材の安定供給が不可欠です。そして、確実な品質管理なくして安定供給は実現しません。
当社は、従業員の技能・品質に対する感性の向上、品質改善事例や事故の共有化と水平展開、識別ミス防止活動、など、グループ会社を含めて広く推進しています。これからも、確かな品質をお客様に届け、安心・安全で持続可能な社会の礎となる素材メーカーであり続けるために、品質の維持・向上に努めていきます。
社長品質方針
『品質は事業競争力の源泉』
ユーザーに安心して使ってもらえる
商品を提供し続けよう
社長品質方針のもと、自動車CASE、半導体関連、クリーンエネルギー分野の新たなニーズに、確実な品質管理で素材を提供すべく、「品質重大事故“0”」を目指しています。2018年度以降良化傾向にありますが、今一度、正しい手順・正しい作業という基本に立ち返り、事故ゼロを目指していきます。
品質保証委員会
当社グループでは、「大同グループ品質保証委員会」を柱とした品質管理改善活動を推進しています。本委員会は2006年に発足し、品質担当役員を委員長とし、大同各工場長およびグループ会社の品質保証部門長をメンバーとした、約45名の品質の責任者が一堂に会する品質改善の活動母体です。委員会では、品質重大事故の未然防止に向けて情報共有と水平展開、共通品質課題の改善、改善事例の紹介などを、大同特殊鋼グループ全体で行っています。
《活動事例》
識別照合時の機器化推進による識別不適合の撲滅
試験検査の自動化・測定値伝送化の鋭意推進
本社品証部門による品質コンプライアンス監査
《委員会の運営》
頻度1回/3か月
品質保証委員会の場で、活動成果を報告し、水平展開などを通じて是正・改善活動を行っています。(各分科会の活動報告も含みます)
委員会体制図
品質教育
分析分科会/非破壊検査分科会/火花検査分科会により、当社グループ全体で知識共有し、高い専門知識を有した検査員人材を育成しています。
他にも、自主管理活動教育、品質調査実践講座など品質に関する社内教育体制を整えています。
当社単体では、1,214テーマ/年、グループ会社では736テーマ/年の自主管理活動を行っています。
製品の安全性
当社は、品質ISO9001、環境ISO14001などを活用し、製品中の環境負荷物質を管理する体制を強化しています。
また、年々規制強化される環境負荷物質(RoHS指令、REACH規則など)に対し、当社グループは適切に管理しており、お客様のご要望に応え、非含有証明書や安全データシート(SDS)、chemSHERPA(環境負荷物質の情報伝達スキーム)を提供しています。
品質保証に関する環境負荷物質管理 | 当社グループのISO認証取得状況 |
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大同各工場 :全工場で認証取得済 グループ会社 :全製造会社で認証取得済 |