S-STAR
「S-STAR(エススター)」は、1997年に販売を開始した高硬度・超鏡面耐食プラスチック金型用鋼です。発売から四半世紀以上が経つロングセラー製品ですが、より良い製品づくりを目指し、長年品質改善に取り組んできました。特に、プラスチック金型用鋼において重要な特性の一つである鏡面性に着目。精錬工程の見直しによって、金型の表面を鏡のように磨いた時に、より良好な表面状態が得られるように改善しましたのでご紹介します。
鋼種名
鋼種名 | JIS | AISI | WNr. | ||
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S-STAR | SUS420J2 mod. | 420 mod. | 1.4028 mod. |
3つの特長
鏡面性に優れる
一次、二次溶解の精錬強化により、鏡面磨き時のピンホール発生リスクを低減
S-STARは、精錬工程見直しにより非金属介在物を減らし高い清浄度を実現しました。
鏡面磨き時のピンホール(介在物の脱落によって生じる微小な穴)発生リスクが低減できます。
非金属介在物
鏡面性
熱処理時の寸法変化が少ない
SUS420J2系材料と同じ熱処理条件で使用可能
S-STARは熱処理変寸が少なく、SUS420J2系材料と同等レベルの等方性を有しているため、同じ熱処理条件で使用が可能です。
熱処理変寸
高硬度・高耐食
熱処理硬さ、耐食性はSUS420J2系材料と同等、同じ条件下で使用可能
S-STARは、SUS420J2系材料と同等レベルの高硬度と高耐食性を有しているため、同じ条件で使用が可能です。
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