点光源LEDとは?
点光源LEDとは?
点光源とは、発光部の面積が非常に小さく、点に近い光源を意味します。
点光源LEDとは、一般的なLEDよりもさらに発光部の面積を小さくし、点状にしたものです。
一般的なLEDでは、チップの表面全体から発光します。
点光源LEDでは、チップの微小部分から発光します。
一般的なLEDとの違い
一般的なLEDでは、物体が横切ったときにできる影は、その輪郭がボケてしまいます。
それに対して、点光源LEDでは影の輪郭が非常にシャープになります。
そのため、横切る物体が非常に小さい場合でもくっきりした影ができ、センサに応用した場合の分解能を高くすることが出来ます。
LEDとレンズを使ってビーム光源を形成する場合、一般的なLEDではビームサイズは大きく、短い距離で広がってしまいます。このビームの広がりはLEDとレンズとの距離を十分に取ることで抑制できる可能性がありますが、光源サイズが大きくなりビームの光パワーも小さくなるなどの悪影響が発生します。
点光源LED | 一般的なLED |
ビームサイズは小さく広がりにくい | ビームサイズは大きくすぐ広がってしまう |
点光源LEDの用途
点光源LEDは、高精度の回転角度検出が可能な光学式エンコーダや、小さな物体を感知できる光電センサの光源として用いられています。
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