NAK開発秘話Product story
5. NAK開発者の想い
NAKをご愛用いただいているお客様、ユーザーの皆さんに一言お願いします。
材料の持ち味を本当によく生かしてくれていますね、使われていますね、と。NAKの持ち味をお客様がよく理解しているわけですよ。それは嬉しい限りですよね。問屋さん、流通さん、加工屋さん、そういう大勢の人たちの協力があってこそ、ここまで来たんだし、そういう人たちの役に立つようなものを、次に出していかないといけないんじゃないかなと思います。だから、ぜひどんどんニーズを出してもらいたいですね。筋が通っているニーズじゃなくていい。昔、プラ型は廃船の鉄板を使ってた、でも孔が空いて困る。そんな話でいいから出してもらえれば、大同の技術サービスや営業のパワーを結集して、新しい材料を作れるんじゃないかという期待があります。
若い研究者や営業担当者へ
「諦めてはいけない!」
様々な分野で頑張っている現役世代へもアドバイスやエールをいただけたら。
これだけは忘れてはならない、という想いはありますか?
要するに諦めてはいけない。諦めずにやるということじゃないですか。決まった目標に対して諦めないことも重要なんですけど、ターゲットを磨いて新しくしていって、それに向かって諦めずに突き進んでいくこと。だけど周りから足を引っ張る人も多いから、組織としてサポートするのも重要。もちろん本人もよく趣旨を説明して、周りに味方を作らないといけないですよね。
今でも売れ続けているNAKへの想い
最後に、NAKに対する想いをお聞かせください。
生まれて、歩き出して、大人になって、一人で成長しとるな、と。家族もできているような雰囲気もあって。ここまでよく来たな、この先も、もっと成長してくれたらいいなと思っています。40年ですよ。40年ってすごいですもんね。
NAK80誕生から40周年。これからも愛されるブランドとして大切に育てていきたいと思います。本日は貴重なお話をありがとうございました。
渡邊敏幸博士は2021年11月に永眠されました。謹んで哀悼の意を表します。