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代表取締役社長 石黒武

2026年3月期 第1四半期の経営成績

当第1四半期連結累計期間の売上収益は、エンジンバルブなどの自動車関連部品で受注が増加したことから、前年同期比2億58百万円増収の1,423億52百万円となりました。なお、売上収益の詳細はセグメントごとの経営成績をご覧ください。

主要原材料である鉄屑価格は引き続き高い水準で推移しました。ニッケル価格は、一時的に弱含むこともありましたが、おおむね安定して推移しました。原油・LNG市況は、景気減速懸念などで軟調に推移しながらも、中東情勢の緊迫化に伴う供給懸念などにより一時市況が上昇する場面も見受けられました。全般的に原燃料価格は高位であり、徹底したコスト削減および販売価格への反映に継続して取り組み、適正マージン確保に努めております。

この結果、当期において高合金プロセス改革プロジェクトの生産アロケーション変更に伴う一時費用が17億36百万円発生したこともあり、営業利益は、前年同期比14億8百万円減益の86億58百万円、税引前四半期利益は前年同期比17億3百万円減益の97億21百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期比3億60百万円減益の64億16百万円となりました。

大同特殊鋼株式会社
代表取締役社長執行役員
清水 哲也