モジュールサーモ(ModulTherm)の浸炭技術をそのままスリムバッチ化。
前後工程との同期(シンクロ)を目指した次世代型真空浸炭炉です。
シンクロサーモ®(SyncroTherm®)の1バッチは、最大わずか50kg、ギヤの個数で10~20個で構成。
従来型浸炭炉と比べて1/10程度のスリムバッチによって、生産ラインに新たな価値をご提供します。
シンクロサーモ、SyncroThermは大同特殊鋼株式会社の商標または登録商標です。
用途
特長
バッチ積載重量をモジュールサーモ対比、1/10に小ロット化
前後設備との生産量に見合った小ロット化(50kg/トレイ)を実現。在庫を滞留させず、加工ラインへの組込みを容易にします。
迅速昇温により所要時間短縮を実現
トレイに対し上下に配置されたヒーターで、真空加熱下でも迅速昇温を実現。処理時間短縮を可能にします。
小ロット化により歪みばらつき低減
熱処理を小ロット化することによりトレイ内の歪みばらつきの低減に寄与します。仕上げ工程を含めたトータルコスト削減が期待できます。
加圧ガス焼入れ方式によりクリーンな熱処理を実現
焼入れに油を用いないことでクリーンな熱処理を実現します。後洗浄フリーとなるため、洗浄に必要な設備導入コストを削減できます。
ピットレス(フロア上に設置可能)
焼入油槽を持たないためピットが不要となり、フロア上へそのまま設置が可能です。そのため基礎工事の負担が軽減されます。
浸炭シミュレーションソフト<浸炭くん>により複雑なレシピをPC上で一発計算
モジュールサーモと同様に、浸炭 シミュレーションソフト<浸炭くん>を標準装備。
熟練に頼ることなく高精度の浸炭品質を実現します。
仕様
形式 | STH6-605015 |
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有効寸法 (L×W×H)(mm) |
600×500×150 (※オプションでH250mmに対応可) |
加熱室数 | 最大6室 |
積載重量 (グロスkg) |
50 |
常用温度(℃) | 900~1050(最高1100) |
焼入方式 | 加圧ガス焼入(N2、最高900kPaG) |
構造
外観
実証炉
実証炉で試作・見学を承ります。
当社滝春テクノセンターに実証炉を設置。お客様のご見学、製品の試作を承ります。
メンテナンスの講習、実演にもご活用いただけます。事前の条件出しにより生産垂直立上げを支援します。
ーー 実証炉をぜひお確かめください。ーー