二次電池、パワー半導体等のEV部品需要は今後のEV化シフトにより大きく需要増が見込まれます。
大同特殊鋼の超高温連続熱処理炉は、従来の鉄系材料用熱処理炉と違い「超高温(2000℃レベル)」「真空」「還元雰囲気」による熱処理をローラーハース式で実現。
これにより、バッチ炉対比で自動化による高い生産性、炉内温度分布改善による品質良化が図れます。

用途

ファインセラミックス材料の焼成
高融点金属の熱処理

特長

安定した搬送

2000℃レベルでのローラーハース搬送を実現。振動なく安定した搬送が可能です。

高い生産性

準備室、加熱室、冷却室等がそれぞれ独立した標準モジュール仕様となっており、処理条件に応じて自由な構成が可能です。生産量、処理条件に応じて適したモジュールを配置することにより、バッチ炉対比で高い生産性を実現します。

高い設備拡張性

モジュール構成のため設置後に部屋構成の変更、増設改造も容易に行えます。将来の増産を見越して設備計画を行うことで高いスペース生産性を実現します。

高気密構造、高い雰囲気管理

真空炉ベースの高気密な炉殻構造により炉外からの大気混入はなく、加熱室は前後に配置された室において、真空パージ後にクリーンなガスを導入できるため、高い雰囲気管理を実現できます。雰囲気は真空、不活性ガスならびに還元ガスのそれぞれに対応可能です。

良好な温度分布

発熱体を適切に配置しコントロールすることで、有効寸法内での良好な温度分布を実現します。

仕様

形式 SH□R-1257H
有効寸法
(L×W×H)(mm)
1200×500×700
積載重量
(グロスkg)
400
常用温度(℃) ~1900(最高2000)
雰囲気ガス 真空or不活性ガス(~50kPaG)
キャリアガス N2(Ar、H2オプション対応可)
到達真空度(Pa(abs)) 1.33(高真空仕様0.013(オプション))

□:処理室数
*有効寸法、重量などはオプションで変更可能です。

構造

処理室分割について