焼入油槽を真空容器の中に組み込み、クリーンな環境で油焼入れ処理を可能とする、2室タイプの真空熱処理炉。
大形部品の焼入れに最適です。
用途
油焼入れ・ガス焼入れ
焼戻し・焼鈍
その他金属熱処理一般
特長
安定した搬送
フォーク搬送式を採用。高温下でも安定した搬送を実現します。
均一な温度分布
加熱室4面にヒーターを配置することにより、良好な温度分布が得られます。
クリーンな環境
焼入油槽を真空容器内に設置しているため、通常操業時の油煙排出は少なくクリーンな操業を実現します。
高効率操業が可能
加熱室と冷却室を真空仕切弁を採用し完全分離することで、高温・真空の状態で加熱室への材料の装出入が可能になり、効率よく操業ができます。特に油冷却時の油蒸気による炉内汚染が防止できます。
さまざまな特殊機能をオプションで対応
- 対流加熱機能(最高800℃)
- 完全自動化機能
仕様
形式 | DH2S-966 | DH2S-1166 |
---|---|---|
有効寸法 (L×W×H)(mm) |
900×600×600 | 1050×600×600 |
積載重量 (グロスkg) |
1000 | |
常用温度(℃) | 550~1250(最高1300) | |
冷却ガス | 不活性ガス(N2、最高190kPaG) | |
油入油種 | コールド/セミホット/ホット | |
到達真空度(Pa(abs)) | 1.33(高真空仕様:0.007(オプション)) |