トンネル内の視環境と坑口周辺の環境改善に貢献する電気集じん機

自動車トンネル用電気集じん機は、トンネル換気に含まれる粉じんを除去し、トンネル内の視環境改善や坑口周辺の環境対策に用いられています。
空気中の粉じん粒子は、帯電部で発生するコロナ放電により帯電され、高電圧が印加された集じん極に静電気力によって吸引・捕集されます。

微細粒子の捕集にも対応しています。

用途

  • 道路トンネル換気設備
  • トンネル坑口周辺の大気環境対策
  • 視環境(見通し距離)の改善
  • トンネル内粉じん濃度の低減

特長

安定した帯電性能

矩形突起放電板の採用により、放電箇所を大幅に増加させています。
粒子通過面における放電ムラを抑え、粉じん粒子を効率よく帯電させることで、高い集じん性能を実現します。

低消費電力運転

効率的な帯電により、少ない電力で高い捕集効率を実現します。
省エネルギー運転によるランニングコストの低減にも貢献します。

メンテナンス性に配慮した構造

集じんユニットへの給電にはワンタッチ方式を採用しており、ユニットの脱着を容易に行うことができます。
これにより、点検・保守作業の負担を軽減します。

帯電部・集じん部の独立電圧制御

帯電部と集じん部には、それぞれ独立して高電圧を印加できる構造を採用しています。
これにより、運転条件に応じた最適な電圧制御が可能となり、安定した集じん性能を実現します。

効果・導入メリット

視環境の改善

微細な粉じん粒子を捕集することで、トンネル内の視環境改善に寄与します。

坑口周辺環境の改善

集じんによる粉じん量の低減を通じて、坑口周辺の大気環境改善に貢献します。

省エネルギー運転

低消費電力で運転できるため、設備全体の消費電力量を低減できます。

保守作業の省力化

ユニット脱着が容易なため、点検・保守作業を効率化できます。 (ワンタッチ給電構造)

構造

電気集じん機の原理

電気集じん機は、帯電部で発生するコロナ放電によって粉じん粒子を帯電させ、集じん部の電極に静電気力によって吸引・捕集する方式です。
帯電部および集じん部には、個別に高電圧が印加され、粒子の帯電と捕集が連続的に行われます。清浄化された空気は、換気系統へ戻されます。

集じんユニットの構造

本装置は、帯電部と集じん部を独立した構造としたユニット方式を採用しています。
帯電部には矩形突起放電板を採用することで、放電ムラを抑えた効率的な帯電を可能にしています。
さらに、集じん部では極板および支持棒の配置を最適化することで圧力損失を低減し、帯電した粒子を効率よく捕集します。

構成

システム構成

本装置は、集じん機本体に加えて、洗浄設備、汚水処理設備、空気供給設備、電気室設備で構成されています。
集じん機室、補機室、電気室を分離配置することで、運転性および保守性に配慮しています。

補機設備

補機室には洗浄水槽、処理水槽、ポンプ、レシーバータンク、逆洗空気用コンプレッサーなどを配置し、集じん機の洗浄、水処理および空気供給を行います。

電気室設備

電気室には高圧発生盤、集じん制御盤、補機盤および電源供給盤を設置し、帯電部・集じん部への高電圧供給、運転制御およびインターロック機能を担います。

外観

電気集じん機
電気集じん機 設置例