近年、ごみ焼却灰の埋め立て地の確保が難しくなっています。
大同特殊鋼では、世界で初めて「アーク式溶融」による都市ごみ焼却灰溶融システム「DAP」を開発。
「DAP」は溶融スラグと人造黒鉛電極間に発生するアーク熱によって、都市ごみ焼却灰を溶融し、減容化すると共により安定なスラグとし、再資源化を実現する設備です。

特長

  • 多数のごみ焼却工場で採用され、国内トップの実績を踏まえた安定な連続運転設備
  • ごみ発電によって得られた電力をエネルギー源として有効利用でき、運転経費を節減
  • 高温アークにより、急速かつ均一に焼却灰を溶かし、高品質なスラグに改変
  • 水砕固化スラグは砂状であり、道路の路盤材やタイル、ブロックなどの土木資材に再利用が可能なため、ごみの再資源化を図ることができます。

スラグとメタルを製品化して有効利用

スラグおよびメタルは、土木資材、建築資材等として幅広い用途に有効利用できます。

構造

灰溶融設備本体

構成

前処理設備(磁選、破砕、乾燥)、灰溶融設備本体、スラグ加工設備、排ガス処理設備、循環水設備で構成されます。

フローチャート

外観