下水処理過程で発生する下水汚泥は、従来は廃棄物として埋め立てなどで処分されてきましたが、近年は再利用・資源化を第一とした方法へと転換してきています。
大同特殊鋼の下水汚泥炭化炉は、汚泥を低酸素状態で熱分解(炭化)して、木炭・活性炭によく似た「炭化製品」を安定した性状・形状で製造することができます。
炭化製品は性質が木炭に近く、その利用用途は多岐にわたるため、汚泥の資源化を大いに促進します。
また、外熱式ロータリキルン炭化炉の採用により、汚泥からの乾留ガスを自らの加熱源として再利用できます。

特長

  • 操業が簡単で、品質の安定した炭化製品を製造
  • <省エネルギーシステムの構成>下水汚泥から発生する乾留ガスを炉内で自燃
  • <コンパクトな機器構成>外熱室と排ガス処理室が一体化

仕様

形式:乾留ガス噴出管付外熱式ロータリーキルン
処理能力(脱水汚泥):2t/日、3t/日、5t/日、20t/日 等
炭化製品の利用<用途例>:

  • 肥料(園芸用資材)
  • 土壌改良材
  • 融雪材
  • 固形燃料
  • 脱臭材
  • 脱水助剤
  • コンポスト用資材
  • 固形燃料 等

構造

外観