文字のサイズ

第39回素形材産業技術賞奨励賞を受賞
3Dプリンター用ダイス鋼系高熱伝導率合金粉末の開発で

大同特殊鋼株式会社(社長:清水哲也)は、3Dプリンター用ダイス鋼系高熱伝導率合金粉末の開発において、第39回素形材産業技術賞の奨励賞を受賞し、11月2日に機械振興会館(東京都港区)で行われた受賞式で表彰されました。
本賞は、一般財団法人素形材センターが1985年に創設した表彰制度で、優秀な素形材産業技術の開発により、日本の素形材産業の技術水準の進歩向上に著しく貢献した技術開発者を表彰し、素形材産業の振興に資することを目的としています。
今回受賞したダイス鋼系高熱伝導率合金粉末は、当社の3Dプリンター用合金粉末DAPTM-AMシリーズHTCTM40、HTCTM45です。これらは当社が独自に開発した合金組成によって、金型として必要とされる硬さを保ちつつ、高性能な金型の造形を可能とした3Dプリンター用合金粉末で、特定化学物質障害予防規則に基づく健康被害防止措置対象のコバルトを含まない点も評価され受賞が決定しました。
3Dプリンター用合金粉末は、用途の広がりとともに市場の拡大が進んでいます。当社は今後もお客様との共創活動を通じて3Dプリンター用合金粉末の実用化を広く推進し、3Dプリンター用合金粉末製品全体の売上目標を 2026年に現状対比2~3倍とすることを目指していきます。
当社は、これからも「ものづくりにおける総合力」を活かした素材開発を推進し、サステナブルな社会の実現に貢献していきます。

表彰状
表彰状

<参考>
・一般財団法人素形材センター 素形材産業技術表彰ページ
・3Dプリンタ用金属粉末DAPTM-AMシリーズ 金型用高熱伝導率材 HTCTM45、HTCTM40(当社Webサイト)

以上