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当社「知多第2工場」が稼働
~二次加工能力増強へ、まず高機能ステンレス鋼ピーリング設備を新設~

大同特殊鋼株式会社(社長:石黒 武、本社:名古屋市東区)は、2019年9月に取得した愛知県知多市の工場跡地にて新設備導入工事を進めてまいりましたが、このほど当社の「知多第2工場」(工場長:加藤 健、所在地:愛知県知多市)として開所し、一部設備の稼働を開始しました。併せて、4月3日には当社関係者による安全祈願祭を執り行いました。

当社は、機能材料における競争力の強化策の一つとして高機能ステンレス鋼や高合金などの高付加価値製品の生産能力を増強しており、知多第2工場には、高機能ステンレス鋼の二次加工ラインを新設します。

今回稼働を開始したのは、高機能ステンレス棒鋼のピーリング設備(皮剥ぎ設備、1ライン、月産能力1,000㌧)です。その他、熱処理設備の新設(2020年度中)、ピーリング設備の星崎工場からの移設による増設(2ライン化、同)、超音波探傷機の新設(2021年度)を予定しております。一連の生産能力増強により自動車用ステンレス鋼等部品で求められる高い品質と安定した製品の供給にさらに寄与するものと見込んでいます。

当社は2020年中期経営計画で「構造材料から機能材料へ」とポートフォリオ改革を進めることで利益最大化を目指しています。今回のピーリング設備稼働により、ポートフォリオ改革を加速させるとともに、他工場との連携を密にし、業務の効率化を実現させることで、さらなる競争力の向上および事業基盤の一層の強化を図ってまいります。

知多第2工場の概要

名称 大同特殊鋼株式会社 知多第2工場
所在地 愛知県知多市北浜町11番20(敷地面積 219千㎡)
設備投資額 約30億円(除:土地建物購入費)
稼働開始 2020年3月
今回の設置設備 ピーリング設備(1ライン)
今回の生産能力 1,000㌧/月
今後の設備投資 ピーリング設備・熱処理設備・超音波探傷機など
事業内容 高機能ステンレス鋼の二次加工など

以上