大同特殊鋼株式会社（社長：石黒武）は、自動車業界専用の品質マネジメントシステム国際規格「ＩＳＯ／ＴＳ１６９４９：２００９」（以下、ＴＳ）認証を取得しました。自動車部品用のステンレス鋼などの生産工場である星崎工場（名古屋市南区）において、線材、棒鋼を対象にＴＳ認証を取得しました。
ＴＳは、ＩＳＯ９００１：２００８をベースに、ＱＳ９０００（米国）、ＶＤＡ６．１（ドイツ）、ＥＡＱＦ（フランス）、ＡＶＳＱ（イタリア）の欧米自動車関連規格を統合した自動車業界共通の要求事項を付加した国際規格であり、特に欧米の自動車関連メーカーとの取引におけるスタンダード規格の位置付けとなっています。なかでも顧客満足、顧客固有要求事項に重点を置いた規格となっており、供給メーカーはそれらを満たすための品質マネジメントシステムを有することが求められます。
当社は、自動車部品用鋼材における顧客満足度の向上を目指し、ＴＳに要求されているプロセスアプローチなどを適用した品質マネジメントシステムを構築し、認証を取得しました。今後は、品質マネジメントシステムのレベルアップ、品質改善などの活動を継続し、より一層の顧客満足度の向上を図っていくと共に、ＴＳ取得に裏付けられた、当社が得意とする自動車部品用鋼材をさらに拡販していきます。
工場
星崎工場
形状
線材、棒鋼
以 上