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真空浸炭炉 ModulTherm®
優秀省エネルギー機器表彰「資源エネルギー庁長官賞」を受賞

大同特殊鋼株式会社(社長:嶋尾 正)の真空浸炭炉 ModulTherm®が、社団法人日本機械工業連合会主催の「平成22年度(第31回)優秀省エネルギー機器表彰」において「資源エネルギー庁長官賞」を受賞しました。

優秀省エネルギー機器表彰は、省エネルギー機器の開発、実用化を通じて、エネルギーの効率的利用の促進に貢献していると認められる企業、団体を表彰する制度です。同表彰は省エネルギー推進の国策に呼応して、昭和55年度から毎年実施されています。特に優秀な省エネルギー機器を「経済産業大臣賞」、「資源エネルギー庁長官賞」、「日本機械工業連合会会長賞」に選定、表彰しています。

ModulTherm®は、同連合会に設置された優秀省エネルギー機器審査特別委員会による厳正な審査によって、その卓越した省エネルギー性能に加えて、浸炭機構の解明にまで遡って編み出したガス適時適量制御方式の独創性および高品質、スキルフリーなどの効果が高い評価を受け、資源エネルギー庁長官賞を受賞しました。

ModulTherm®は、ガス浸炭炉に比べ、CO2排出量47%削減と要員1人あたり約3倍の生産性向上が実証されています。

ModulTherm®外観

浸炭焼入工程

省エネ性能

  • 従来ガス浸炭炉対比
    省エネ▲39% (CO2排出▲47%)

浸炭ガス適時適量制御

  • 高い浸炭効率によりガス使用量も節約
  • 煤やタールなど炉の汚染物の発生量が少なく、長期間安定操業

生産性向上

操炉要員あたりの生産性比較
ガス浸炭炉
(4基)
Modul Therm
(1基:10室)
生産量/日 19.2トン 28.8トン
要員数/日 6人 3人
生産性/人 3.2トン 9.6トン
  • 従来ガス浸炭炉対比 約3倍の生産性向上

スキルフリー

  • 複雑なレシピ(熱処理条件)はPCが自動計算
  • 高精度かつ安定した製品品質が現場の熟練に頼らず実現

以 上