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インド サンフラッグ社との技術支援契約締結に関するお知らせ

大同特殊鋼株式会社(社長:嶋尾 正)は、Sunflag Iron & Steel社(社長:ラビ バードワジ、本社:インド ナグプール市、以下サンフラッグ社)と、2010年11月4日に設備投資および製品評価に関する「技術支援契約」を締結しました。

契約の趣旨

インドの特殊鋼市場は自動二輪および自動車産業の成長やインフラ投資の拡大などを背景に成長し、足元では年間約400万トンの規模を有しています。また、更なる輸送機産業の発展、社会資本の拡充、産業基盤の強化育成などを背景としたインド内需の大幅な拡大と同時に、欧州やアジア向け輸出需要拡大も予想され、今後とも一層大きな成長が期待されています。

当社は、海外売上高の拡大を大同特殊鋼グループの重要な中期課題と位置付け、新興国を中心とする海外市場の拡大機会を捕捉するため、積極的に海外市場開拓と調査を続けてきました。特に、今後とも成長が期待されるインドでは、海外アライアンス拡充として優良な現地パートナーとの協業機会を通じ、今後の海外事業基盤強化の足掛かりを築いていきたいと考えていました。

インドの大手特殊鋼専業メーカーであるサンフラッグ社は、輸送機向けを含めた各種特殊鋼鋼材をインド国内で生産販売していますが、更なる自動車産業の成長を含めたインド特殊鋼市場の拡大を追随すべく、今後の設備投資も視野に入れた中長期的な事業計画を検討しています。そのために、海外特殊鋼鋼材メーカーから技術支援を受けることで、より高品質で高効率な特殊鋼製造を行い、ビジネス拡大を図りたいと考えていました。

今回、こうした両社の方針に基づきパートナーシップ構築の可能性について協議してきた結果、まずは設備投資および製品評価に関する「技術支援契約」の合意に達しました。

契約の内容

(1) 設備エンジニアリング   サンフラッグ社が実施する設備投資に関する技術コンサルティング
(2) 製品評価         サンフラッグ社で生産されている特殊鋼鋼材の品質レビュー

参考 サンフラッグ社の概要(2010年3月期)

工場 バンダラ工場(ナグプール市近郊)
売上高 約 270億円
税引き後利益 約 26億円
生産量 310千トン/年(製品圧延量ベース)
従業員 約 2,140名

以 上