現在の仕事内容と魅力を教えてください。
生産管理は、営業が受注してきた案件を納期に合わせて生産するために、現場調整やスケジュール管理をするのが主な仕事です。私は現在、火造品の部門を担当しています。火造品は化学プラントや火力・水力・原子力発電、産業機械、鉄鋼業界など広範な分野で使用されます。
製造する製品は、素材や形状、特性が異なるものばかりで、中には加工まで施して納品する製品もあります。納期に合わせた工程を組んでいくためには、適材適所の指示を行うのが大切です。
生産管理の腕の見せどころではありますが、自分ひとりの力では成し遂げられません。私は「旗振り役」に徹し、営業や製造のスタッフとの関係を密にして、協調しながらチーム全体で目標を達成できるように務めています。また文系出身の私ですが、モノづくりの最前線にいられることもこの仕事の醍醐味です。
仕事で達成感が得られたエピソードを教えてください。
入社2年目の頃、物流改善を実施したことです。当時は材料が多いこともあって、工場内の置き場が逼迫していました。別の置き場を確保するにも工場内にはスペースがありません。前工程で大量に生産しても、置き場がなければ、次工程が滞ってしまい、前工程は生産を調整せざるを得ません。単にスペースの問題ではなく、生産にも影響していたのが大きな課題でした。そこで私は工程間の物流に着目しました。別々の建て屋にあった前工程と次工程の物流を見直してみると、お互いのコミュニケーション不足が課題の根本にあると気付きました。
コミュニケーションを活発にさせるために、置き場情報を共有するシステムを導入して、さらに朝夕はFAXでお互いに連絡を取り合うようにと提案しました。工場内の流れを良くするには、工程間のスタッフを巻き込みながら、お互いの仕事を理解する必要があります。改善には製造現場のスタッフにも積極的に関わってもらい、理解を深めながら取り組みました。おかげで、今では置き場問題が解消されただけでなく、作業性が良くなって、生産量もアップ!
改善前に比べ、全体で5〜10%ほど生産量が上がり、会社の売上にも貢献できました。
今でも週1回のミーティングを欠かさず、工程間のコミュニケーションを深め、万が一のトラブルにもチームで対応できるように信頼関係を築いています。
一日のスケジュール
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6:30
起床・朝食(寮の朝食は非常に豪華)
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7:20
寮をでる(渋川は寮と会社が徒歩3分)
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7:30
出社、メールチェック、現場状況・工程進捗確認
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8:15
朝会ミーティング
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9:30
工程打合せ・デスク業務
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12:00
昼食(工場内の食堂)
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13:00
納期打合せ・デスク業務
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15:00
現場対応・工程間調整・夜勤申し送り
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17:00
資料作成、生産計画作成
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18:30
退社(もちろん帰宅も徒歩3分)
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19:00
ゴルフの打ちっぱなしで汗を流す
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20:00
夕食・晩酌(寮なので職場の後輩に付き合ってもらう)
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22:00
風呂・TV・スポーツニュースの情報把握
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0:00
就寝