ノーズ可動クロッシングとは、新幹線の分岐器に使われるクロッシングで、可動レール、翼レール、クロッシング構の三つの部材で構成され、いづれも高マンガン鋳鋼製です。
列車の走行方向に従って可動レールを転換(弾性式)、レールとの継目も斜め継目(後端側は伸縮継目)が採用されています。在来線で使用される固定クロッシングでは避けられない欠線部と継目を無くし、高速走行の安全性、騒音、振動に優れたクロッシングです。
基準線側は、速度制限無し(試験走行ではMax350Km/H、営業運転ではMax300Km/H)で、分岐側は、クロッシング番数(12,16,18番)で速度制限されています。(Max120Km/H、38番は160Km/H)
 全国の新幹線に約500組敷設され、当社が全量供給しており、1964年の新幹線開業以来の無事故運転を影で支えてきました。
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